人気の仕事!理学療法士ってどんな仕事??

 ここでは将来なりたい仕事として人気の理学療法士の仕事内容について、リハビリについて、理学療法士の一日について、職場別の役割、活躍の場についてご紹介します!

まずリハビリってどんなことするの??

 ここではリハビリってどんなことをするのか、現場で遭遇することが最も多い脳卒中、骨折の事例を踏まえて内容を紹介していきます!

【脳卒中を患ってしまった人のリハビリ】

 脳卒中を患うと、多くは体の半身が麻痺をしてしまいます。そのため普段できていた座ったり、立ったり、歩いたりすることがとても大変になります。そんな動きづらくなった手足に対して、また動けることを目指して、理学療法士が手足を動かす練習をします。また麻痺をしたことにより歩けない方には、平行棒という機器を使って歩く練習を行うことや、場合によっては杖を使ってもらったりします。

理学療法士の仕事

【骨折してしまった人のリハビリ】

 骨折をするとまずは骨をくっつかせる手術を行います。最近では手術を行った翌日や2~3日するとすぐにリハビリをはじめることが多くなりました。患者さんはとにかく痛がりますから、骨折した場所に負担をかけないように注意します。医師から動かしてOKという指示がでたら、筋肉をつける練習や、車椅子に乗る練習歩く練習超音波の治療などを行います。

理学療法士の仕事

同じリハビリ職の作業療法士とは何が違うの?

 同じリハビリをする職業ですが、細かくお話しすると役割が少し違います。 理学療法士が「立つ」、「座る」、「歩く」などの基本となる動きを練習するのに対して、作業療法士は「座って文字を書く」、「ミシンをする」、「パソコンをうつ」、「立って料理をする」などの作業の練習を行う職種となっています。 現場では厳密に役割が分かれていないところもありますが、理学療法士から作業療法士へバトンをたくすようにリハビリを行っていきます。


【例:肩が麻痺して上げられない人のリハビリ】

理学療法士が肩を動かす練習をして 「肩が上がるようになった」

肩が上がった

作業療法士が洗濯物を干す練習をして「肩を上げて洗濯物が干せるようになった」

のようなイメージです!

洗濯物が干せた

気になる理学療法士の1日に密着!

 次にもっと具体的なイメージができるように理学療法士の一日をご紹介します!理学療法士の勤務先として最も多い病院で仕事しているリアルな一日になります!

病院勤務をしているとある理学療法士の1日

< 8:30 朝礼・ミーティング >

 まず出勤するとリハビリテーション科のリハビリスタッフ同士で入院患者さんの最新情報・引き継ぎ・入院予定患者さんの情報交換・退院予定患者の情報共有を行います。「〇〇様、退院予定です」、「14時から〇〇様の計画書の説明にいってきます」などのやりとりを行います。


< 9:00 入院患者さんの理学療法(リハビリ)>

入院患者さんの病棟へ向かいます。多くは急性期、回復期、維持期で病棟が分かれています。

  1.  ナースステーションで看護師さんに患者さんの最近~前日の状態について確認します。
  2.  ヘルパーさんに病棟生活について確認します。食事やトイレ、夜間のご様子などの変わったことがないかなどを確認します。
  3.  患者さんの病室へ行き、バイタルチェックを行います。問題がなければリハビリ室へ移動します。
  4.  ストレッチや促通訓練、歩行訓練、または物理療法での温熱療法や電気療法、メディカルマシーン、平行棒など機器を使用した運動療法をなどを実施します。

 とこのような流れで患者さんをリハビリしていきます。40分~60分のリハビリを午前中に3~4人前後実施します。作業療法士や言語聴覚士のリハビリも行われるので、時間が重ならないようにしていく必要があります。患者の重症度にもよりますが急性期ではベッド上(病室内)、回復期ではリハビリ室などで行われます。場合によってはフロアごとにリハビリ室を設けている病院もあります。


< 12:00 昼食、カルテ記入 >

お昼時間などを利用して午前リハビリした患者さんのカルテ記入を行います。午後の入院患者さんのリハビリ準備もこの時間中に行います。


< 13:00 カンファレンス(情報共有会議) >

 カンファレンスでは患者さんの現状と今後について、医師、看護師、理学療法士、介護士、薬剤師なの各部署の担当者が集まり定期的に情報交換や治療方針などについてに話していきます。


< 14:00 入院患者さんの理学療法(リハビリ) >

(午前と同じ流れ)


< 15:00 新規患者さん、ご家族様とリハビリ計画書の説明 >

 新しく入院された患者様へ、お体の状態やリハビリの目標やプログラムをお話しします。了承がいただけたらリハビリの開始となります。


< 16:00 勉強会や委員会・会議などへの参加 >

 勉強会ではリハビリ科内での症例報告や病棟と共同での感染対策、病院全体での学会発表に向けた院内発表などを行います。

 委員会では、感染対策委員会・コンプライアンス委員会・サービス向上委員会・安全対策委員会・管理者会議・経営会議などが開かれ、担当者や管理者が出席します。


< 17:00 カルテ記入、計画書の作成、サマリーの作成 >

 本日行った入院患者さんのカルテ記入を行います。またリハビリテーションを実施するための計画書を作成します。転院する患者さんがいればサマリー(情報提供書)を作成します。


< 17:30 業務終了 >

 一日の流れには、患者さんと関わっている時間の他、病院が健全に運営されるのに必要なことについても業務として行っていきます。勤務先の規模にもよりますが、以上が最もスタンダードな病院での理学療法士の一日になります!

理学療法士の1日

理学療法士って残業はあるの??

 理学療法士の仕事はやるべきことが決まっているため残業は少ないといえます。

【リハビリ以外のやるべき仕事の2つ】

  • カルテ記入
  • 計画書、申し送り、サマリー、などの必要書類

カルテ

 しっかりカルテを記入して、書類をためずに日常を送れば残業を強いられることは少ないです!「研究をして論文を発表したい!」、「勉強会に参加したい」などで時間を必要とすることがありますが、通常これは強制ではありませんので、日常で考えると残業は少ないといえます!ただブラックな職場もゼロではありませんのでしっかり就職先となる場所の情報収集をしましょう!

 働く場所は無限大!!理学療法士の職域とは??

 理学療法士と想像すると病院とイメージする方が多いのではないでしょうか??理学療法士は病院だけではなく、様々な場所で働くことができます。では一体どこで働くことができるのでしょうか??

  1.  病院
  2.  クリニック
  3.  デイサービス
  4.  老人保健施設
  5.  訪問看護ステーション
  6.  大学や専門学校 (学校の教員)
  7.  スポーツ機関(スポーツトレーナー)
  8.  小児施設

 この8つで全てはありませんがたくさんの場所、分野で働けることがわかったのではないでしょうか?理学療法士という知識や技術をつかってスポーツ分野でトレーナーとして働いたり、養成校の教員をしたりと活躍できることは多いとされますので、ご自身がどんな風に働きたいかというビジョンで働き方は変わるかもしれません。是非参考にしてください!

働く場所で変わる理学療法士の役割について

 理学療法士の役割について、医療機関、福祉施設、教育現場、研究施設、その他様々な職場ごとの役割をご紹介いたします!

役割について詳しく知りたい方はこちら

理学療法士の役割

理学療法士が語る!理学療法士の年収とは?

 理学療法士の年収について、理学療法士の年収、平均年収、年収の特徴、年収アップの仕方などについて、ご紹介します!!

年収について詳しく知りたい方はこちら

理学療法士の年収

理学療法士はどんな職業の人と関わるの?

 理学療法士と関わる職種は勤務先によって変わってきます。リハビリをする上でたくさんの職業の方とコミュニケーションをとりますので、ご紹介いたします!

病院などの医療機関

  • 医師
  • 看護師
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 義肢装具士
  • 放射線技師
  • 社会福祉士
  • 介護福祉士
  • 栄養士

医療機関の職種

デイサービスなどの介護機関

  • 看護師
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 介護福祉士

医療機関の職種

 理学療法士はたくさんの職種と関わることができる職業です。これだけの職種とチームを組んで患者さんのリハビリに取り組みます!職業によっての人柄やその職業特有の苦労、仕事の魅力はそれぞれ違うのでそれらを踏まえてコミュニケーションをとれるといいでしょう!

どんな人をリハビリするの??

【理学療法士なら一度は関わる疾患の一覧】

整形外科疾患

骨折、五十肩、脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、靭帯損傷(捻挫)、半月板損傷、変形性関節症(脊椎症も含む)、人工関節、腱鞘炎、滑液包炎、熱傷、先天性股関節脱臼、脊髄損傷、筋ジストロフィー、切断などの運動器

脳血管および中枢神経疾患

脳梗塞・出血、くも膜下出血、慢性硬膜下血腫、頭部外傷、パーキンソン(ニズム)、脊髄小脳変性症、線条体黒質変性症、脳性麻痺、などの脳の病変

呼吸・循環器疾患

慢性閉塞性肺疾患、肺炎、喘息、心筋梗塞、狭心症、虚血性心疾患、心臓弁膜症、大動脈瘤、不整脈、閉塞性動脈硬化症など

内科的疾患

糖尿病、ギランバレー症候群、重症筋無力症、多発性硬化症、サルコイドーシス、全身性エリテマトーデス、悪性関節リウマチ、脱髄性多発神経炎など


 理学療法士になったら一度は関わる疾患を一覧としてみましたがいかがでしょうか?聞いたことがないご病気もあったのではないでしょうか!疾患はたくさんあり、まだまだご病気はたくさんあります。そしてご病気によってリハビリの行い方も治療の経過も変わります!リハビリの仕事はとにかく奥が深いです。

 ただ、ひとつ言えるのは、困った人に役立てて、成長できて、感謝される、必要とされるやりがいのある仕事だということです!

 これから理学療法士になりたいと思っている方はぜひ参考にしてください!

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