理学療法士とはどのような職業なのか?理学療法士について、仕事内容、なり方、キャリアプラン、理学療法について、詳しく解説します。
リハビリテーションの現場において、心身に障害を持つ人々が、日常生活や社会生活を再建できるように心身機能の回復を促し、身の回りのことを主体的に対処できるようにサポートしていくことである。 一般的な病院を例にすると
・急性期(発症から約3週まで)
患者さんの全身管理を含むリハビリの時期であり、バイタルサイン、疾患ごとのリスク管理を踏まえ、安静を要する中でも「早期離床」に向けたリハビリを進めていく
・回復期(急性期以降)
退院もしくは退院後の社会復帰も視野に入れながらリハビリを行っていく時期である。そのため、入院中であっても屋外でリハビリを行うこともある
現状の身体機能はどのくらいなのか、リハビリの進捗状況はどうなっているかなどの説明となる。ここでは、リハビリの計画書などを作成してサインをもらう場面も含める。
いよいよ退院の目途がたってくると、自宅での実際の動線もふくめたリハビリが必要になってくるので自宅の状況を把握するために行う。場合によっては、手すりの準備、福祉用具の必要性の有無なども確認していく。段差の状況や玄関の上がり框の高さなどもここで情報収集し行くことになる。
・カルテの記入
・計画書の作成
・家屋調査の報告
・サマリー(必要に応じて)等
多職種との意見・情報交換を行う。担当主治医を中心に、看護師、PT、OT、ST、ソーシャルワーカーなどが集まって治療方針や退院に向けた話し合いを行う場所である。
主任などでは、患者の担当やその数のコントロールなどを行う。理学療法士が担当できる数に制限があり、その制限をこえないよう人数を調整することが必要である。
ティーチングホスピタルなど、学生の受け入れを行っている施設では、実習生の教育を担当することもある。実務経験からレポートの作成・指導もこれに含まれる。