■今までのデイサービスとの違い

リハビリデイサービス、リハビリ型デイサービス、リハビリ特化型デイサービスなどは、通称であって、介護保険制度上は通所介護・介護予防通所介護(デイサービス)施設に分類される介護施設です。

今までのデイサービスは一日8時間前後のサービスを提供し、内容はレクリエーションを軸に入浴、昼食、といった身体介護が中心です。逆に、リハビリデイサービスの軸は、機能訓練やリハビリテーションです。サービス提供時間も、午前・午後のように半日単位が多く、食事や入浴介助がないパターンがメインです。

■一日の大まかな流れ例(半日型の例)

大概、8時ごろからのご自宅からの送迎から始まリ、施設到着後はバイタル(血圧、体温、脈拍)を確認。準備体操でマイルドなストレッチや体操を行います。その後は、マシンを使ったリハビリテーションをする施設、リハビリの専門職が個別にリハビリを行う施設があります。その後、整理体操を行ってから、ご自宅への送迎となります。ここまでで3時間程度です。

■デイケアと何が違うの?

通所リハビリとも呼ばれるデイケアには、「医師」「看護師」だけでなく、「理学療法士(PT)」「作業療法士(OT)」「言語聴覚士(ST)」などが在籍していることが多いです。リハビリ専門職が、主治医の指示のもとに「理学療法」「作業療法」「言語聴覚療法」を行います。ただし、医師は兼務のことが多く、常駐していることもほぼなく、リハビリの専門職も人員要件を満たすぎりぎりであることがほとんどで、そこに、多くの利用者さんが病院から来ます。一人あたりにかけられる時間は10~20分程度が限度で、施設にもよりますが、なかなか「個」に目が向きづらいのではないでしょうか。リハビリデイサービスでは、その部分とコミュニケーションに軸を置いていることが多いです。ちなみにデイケアは、病院・診療所・クリニック・老人保健施設などしか開設できないため、民間の株式会社等による運営は不可です。

■効果のある対象者は?

リハビリデイサービスは比較的介護度は軽くて、リハビリだけを希望要介護2程度の要介護者にお勧めです。それと、最もわかりやすく効果があるのは、廃用症候群対策です。廃用症候群は、入院など長期安静にした場合だけでなく、日常生活の中で徐々に活動性が低下した場合も、廃用症候群を引き起こしますので注意が必要なのです。廃用症候群にはリハビリデイサービスが効果です。

同じようなのがリハビリデイがたくさんあるけど・・・

介護施設の「リハビリ」は風船バレーをしていてもリハビリ、マシンを置いていていつでも使えるからリハビリ・・・などという価値観があるので要注意です。では、どう見るか?

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■評価があってこそのリハビリテーション

そこの施設には、リハビリ開始時とリハビリ後の「評価」の仕組みがあるのか、さらに、それを正当な評価ができる人員(たとえば、リハビリ専門職の理学療法士や作業療法士など)が配置されているかで、まずは、施設の姿勢がわかります。

リハビリデイサービスには、リハビリ専門職の理学療法士などの配置は義務付けられていません。リハビリデイサービスの中でもリハビリ専門職のいる施設はより効果が出しやすいといえるでしょう。

■見学は必須

リハビリが目的とは言いながら、やはり、施設の雰囲気は肌で感じ取った方が良いでしょう。笑顔のあいさつが楽しみだとか、その目的とするリハビリのさらに奥にある目的、例えば、孫と一緒に散歩したいとか、京都に行きたいとか、そこの部分にまで目を向けたコミュニケーションをとる施設を選べれば、活力をもってしっかりとしたリハビリが実施できるのではないでしょうか?

歩くための4つの要素

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コンパスウォークの5つのポイント!

1.個別歩行訓練

個別歩行訓練

利用者様の体の状況に応じた歩行改善プログラムを計画します。同じご病気や同じ体の障害でも、歩き方というのは一人ひとり異なり、その人にあった歩き方を提供するにはプロの分析が必要と考えます。どの部位に筋力低下があるのか、何が原因でバランスが悪いのか、どの関節に負担が生じているのか、その結果日常生活ではどのようなお困り事があるのかを個別に分析し最適な歩き方に向けた運動プログラムを提供します。

2.理学療法士によるオーダーメイドリハビリ

理学療法士によるオーダーメイドリハビリ

歩き方を最適化するには運動を行うだけでは難しく、個別リハビリを受けてご自身の体の動き方を適宜把握していく必要があります。ご病気の影響により運動の感覚は今までの感覚とは別物となり、体を動かそうとしても思うように動かすことは難しくなります。そのため筋肉を正しく動かすための運動感覚や、関節に負担をかけない動き方はリハビリを通して体で覚える必要があります。利用者様の体の状態に合わせて運動プログラムを適宜立案していきます。

3.介護整体

介護整体

全国介護整体協会の認定を受けた整体師による安心の「介護整体」うけることができます。ご病気により負担のかかった動き方をしている皆様の体は凝り固まり、痛みを生じている利用者様も少なくありません。歩くリハビリにつなげるためにもしっかり体の硬い場所をほぐして柔軟性を獲得していただく必要があります。体とともに精神的にもリラックスしてただける整体になっています。

4.メディカルマシーンでの運動療法

運動療法

ご病気により体力に不安がある方や関節に障害をお持ちの方でも安全に運動が行えるメディカルマシーンを設備しております。メディカルマシーンの一つである自転車エルゴメーターは有酸素運動を実施でき、バイタルを監視しながら負荷を詳細に決定することができるため安全に運動を行うことができます。また低負荷で筋力訓練が行えるレッグエクステンション、レッグプレスは歩くときに必要な下肢筋力、特に膝周囲の筋力を促通することができます。膝の筋力は全身の筋力と相関するといわれるほど動作を向上させるメリットのある部位です。メディカルマシーンは細かく負荷量を調整できますので膝に筋力が少ない方でも安全に実施が可能となっています。

5.設備環境の充実(低周波、足岩盤浴などの物理療法・平行棒・階段台・マットetc...)

平行棒・会談

平行棒・階段台

バランスマット

バランスマット

足岩盤浴

足岩盤浴

コンパスウォークは運動提供のみならず設備も充実しています。体の痛みや硬さがある方には整体や運動療法以外に物理療法とった手段があります。低周波やホットパックというものが設備され、電気や温熱といったものを利用することで筋肉がほぐれやすく体の血液循環を良好にします。日常生活で段差の練習をしたい方には平行棒内で階段、段差の練習をすることができます。マットの用意もあり自宅での床上の動作練習やバランスやステップの練習をすることもできます。