理学療法士の一日とは?

理学療法士とはどのような職業なのか?理学療法士についての仕事内容をとある理学療法士の一日を通してわかりやすくご紹介いたします!

とある理学療法士の一日

医療施設

・8時:出勤、申し送り(ミーティング)

・8時30分:リハビリ開始

外来患者を中心にリハビリを行うほか、カルテ記入も行う。通院の形態、種々で定期的な患者、飛び込みなどにも対応する。救急指定病院では、特に予約時間などにも関係なく対応することなる。

・12時:昼食

・13時:リハビリ開始

入院患者を中心にリハビリを行うほか、カルテ記入も行う。必要に応じて装具などの作成にも関わり、お見舞いに訪れた家族などへの説明といった業務もある。

・16時30分:カンファレンス、ミーティング、委員会などに出席

・17時30分:業務終了

介護・福祉施設

概ね医療施設と変わらないが、デイケアなども併設して行っている場合は、午前はデイケア、午後は入所利用者などして分けていることが多い。デイサービスでは、一型と半日型が存在し、中でも半日型では一日2回営業するため、時間内での業務終了は絶対で、そうでない場合は営業そのものに支障をきたすこととなる。

訪問リハビリ

朝のミーティング終了後は、自宅訪問を行っている状態となる。一日5~6件が中心でリハビリを自宅で行うため、移動時間も勤務時間にはいる。自宅でのリハビリは、居室内でも行ったり、廊下を使用したりと、リハビリのスペースは個人の自宅環境ごとに異なる。また機器などもそろっているわけではないので、訓練や練習内容には工夫が必要である。持ち運びが可能な歩行器であれば、持参していく場合もある。

家族との距離も近いことから、相談等も受けやすく利用者だけではなく、家族に対しても対象となる。訪問業務終了後、社に戻ってからカルテ記入を行うことが多い。移動手段なしには行えない為、自転車はもちろん、車などでも移動するため運転免許などが必要なこともある。限られた時間内で移動も含め効率よく作業する能力がないと行えない分野である。自宅で行う特徴に、セラピストとの距離が近い事から信頼関係の構築はマストといえるだろう。