どのような人が理学療法士に向いているのか?

理学療法士になるために、向いている人、資格取得の方法から、一人前の理学療法士になるまでのプロセスを解説します。

理学療法士に向いている人

人と接する仕事ですから、何よりもまずはコミュニケーションとる事が大切となる。医療従事者との会話だけに止まらず、患者および家族ともコミュニケーションがとれなければ仕事になりません。ひとえに話すといっても、おしゃべりではなく、信頼関係を築くということである。患者にとっては、自分の体の回復に大きくかかわる人ですから、ここでの不信感は、医療行為そのものを中断させ、妨げになってしまうこともある。

次いで患者目線、患者思いになってあげられる人柄です。病気を理解するためには、知識を有することは当たり前ですが、その前にまずは、患者さんは人間です。ある日突然、昨日までの人生が一変し、時には一生それを受け入れて抱えて生きていかなければなりません。そうした患者に、仕事だからとリハビリを淡々とされても患者はついていけません。泣いていてもしょうがないのでしょうが、泣く時間ぐらい必要なことを理解してあげられるような人格でないとリハビリはうまくいきません。相手の気持ちを察する観察力、もしくは相手を思いやる気持ち、傾聴する姿勢などがこれらになります。

最後に重要なのは自分の仕事に一生懸命になれることです。よく「プロなんだから」と聞きますが、プロとは一体何をさしているのだろうか?

よく耳にするところでは、

・お金をもらっているのだから、金額に相当する仕事をすることですか?

・「理学療法士なんだから」と資格が有する内容について最前線でいるということですか?

・経験年数が長い事ですか?

・知識が豊富なことですか?

・勉強会にたくさん参加していることですか?

・自分の道を究めた仕事をしているのかどうかですか?

・人一倍、残業をいつもしている人かどうかですか?

・効率良く働いていて、時間内に仕事を終えている手際のいい仕事かどうか?


質問ですが、あなたは上のプロのうち、誰にリハビリをしてもらいたいですか?

もしかしたら、いないと答えた人がいるかもしれません。でも現場では、このようなことが実際にあります。

一生懸命になれる事はとても大切ですが、「何のために」、「誰のために」、がなければ自分の仕事に一生懸命でも、伝わりません。

これらの要素を持ち合わせたうえで、理学療法士に特有なリハビリを展開していけたならば、患者も理学療法士も最高の場面での出会いとなり、より良い仕事ができるのではないでしょうか。